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種牡馬の芝・ダート適性と距離適性

種牡馬ランキングでは2025年の出走数トップ20を紹介しました。ただし芝とダートでは活躍する種牡馬の顔ぶれが異なるため、ここではそれぞれの出走数上位を別々に見ていきます。

対象は2025年のJRA平地レースです。

芝の出走数トップ10

順位種牡馬出走数勝率複勝率
1キズナ95011.16%30.32%
2エピファネイア94810.76%28.69%
3ロードカナロア74911.08%28.30%
4モーリス7267.99%24.93%
5ゴールドシップ6154.55%19.19%
6ドゥラメンテ5698.61%24.78%
7ブリックスアンドモルタル5637.46%23.09%
8シルバーステート5536.51%22.97%
9キタサンブラック52613.12%35.17%
10レイデオロ51811.00%30.69%

芝の出走数トップ10 種牡馬別の出走数と勝率

キズナとエピファネイアが出走数でほぼ並んでいます。勝率ではキタサンブラックが13.12%・複勝率35.17%と頭ひとつ抜けています。

出走数5位のゴールドシップは勝率4.55%と低めですが、1頭あたりの出走回数は4.7回とトップ10の中で最も多く、丈夫で長く走れる産駒が多いのが特徴です。平均人気は7.8番人気と人気薄で走ることが多いなか、5着以内率は35%を超えており、堅実に走る産駒が多いともいえます。

ダートの出走数トップ10

順位種牡馬出走数勝率複勝率
1ドレフォン8028.98%25.44%
2ルヴァンスレーヴ57111.91%32.05%
3シニスターミニスター5699.14%25.48%
4ホッコータルマエ5196.94%22.74%
5ロードカナロア5099.82%24.36%
6ヘニーヒューズ4817.48%21.00%
7リアルスティール45910.02%23.31%
8キズナ41811.24%30.38%
9マインドユアビスケッツ4019.73%23.94%
10パイロ3828.38%25.65%

ダートの出走数トップ10 種牡馬別の出走数と勝率

芝のトップ10とはかなり顔ぶれが異なります。両方に入っているのはロードカナロアとキズナだけで、この2頭は芝・ダートを問わず産駒が走っている万能型といえます。

ドレフォン・シニスターミニスター・ヘニーヒューズ・パイロなど、ダート上位にはアメリカ血統の種牡馬が目立ちます。勝率ではルヴァンスレーヴの11.91%が最高で、複勝率32.05%も含めて安定しています。

芝の距離別勝率

芝の出走数上位の種牡馬について、距離別の勝率です。短距離は〜1400m、マイルは1401〜1800m、中距離は1801〜2200m、長距離は2201m〜としています。

種牡馬短距離マイル中距離長距離
キタサンブラック11.93%10.19%15.38%21.43%
サートゥルナーリア13.04%15.42%11.81%
レイデオロ14.52%8.56%11.05%13.92%
キズナ7.41%12.27%11.46%11.11%
エピファネイア7.05%12.61%10.07%9.68%
ロードカナロア10.26%11.21%14.77%
リアルスティール7.69%12.85%11.19%
ドゥラメンテ7.04%9.13%8.76%8.24%
モーリス7.63%8.88%7.48%
ブリックスアンドモルタル10.28%6.30%6.59%
サトノダイヤモンド3.70%7.65%8.97%8.00%
シルバーステート6.81%7.39%4.67%
ゴールドシップ2.61%5.60%4.42%
ルーラーシップ4.26%1.99%4.73%18.00%

サートゥルナーリアの長距離、ロードカナロア・モーリスの長距離は出走数が少ないため省略しています。ルーラーシップの長距離(18.00%)は50走のため参考値です。

芝の距離別勝率(主要種牡馬)

キタサンブラックは中距離15.38%、長距離21.43%と距離が延びるほど勝率が上がっています。長距離は42走と少なめですが、注目の傾向です。

サートゥルナーリアはマイル15.42%が突出しています。短距離でも13.04%と高く、芝では距離を問わず強い種牡馬です。

エピファネイアとキズナはともにマイル〜中距離で高く、短距離はやや落ちる形です。ロードカナロアは短距離型のイメージがありますが、2025年のデータでは中距離14.77%が最も高くなっています(88走)。

ダートの距離別勝率

ダートは長距離レースがほぼないため、短距離とマイルの2区分で見ます。

種牡馬短距離マイル
ナダル11.43%16.19%
ルヴァンスレーヴ9.42%13.54%
リオンディーズ6.67%12.35%
キズナ11.39%11.62%
リアルスティール6.82%11.64%
パイロ6.35%10.61%
マインドユアビスケッツ8.49%9.92%
シニスターミニスター6.90%9.77%
ロードカナロア9.52%9.47%
ドレフォン9.62%9.03%
ヘニーヒューズ6.30%8.64%
ニューイヤーズデイ7.51%10.34%
ホッコータルマエ3.47%8.14%

出走数トップ10に入っていないナダルとリオンディーズも、ダートでの距離別傾向が興味深いため掲載しています。

ダートの距離別勝率(主要種牡馬)

多くの種牡馬でマイルのほうが短距離より勝率が高くなっています。ドレフォンとロードカナロアは短距離・マイルの差が小さく、距離を問わない安定感があります。

ナダルはマイル16.19%と非常に高い数字ですが、出走数210走の段階であり、今後の推移を見る必要があります。

まとめ

芝とダートで活躍する種牡馬の顔ぶれは大きく異なります。

  • 芝上位: キズナ、エピファネイア、ロードカナロア。勝率ではキタサンブラック・サートゥルナーリアが高い
  • ダート上位: ドレフォン、ルヴァンスレーヴ、シニスターミニスター。アメリカ血統が多い
  • 両方で上位: ロードカナロア、キズナの2頭だけ

距離別では、キタサンブラックやサートゥルナーリアのように幅広く対応できる種牡馬と、ロードカナロアやゴールドシップのように得意距離がはっきりしている種牡馬に分かれます。

本記事の集計は、原則として 2021〜2025 年の JRA レースの公開データに基づいています。集計条件や計算式は記事中に明記していますが、データの集計や解釈に誤りがある可能性もありますので、あくまでも参考情報としてご覧ください。

本記事は馬券の購入を推奨・助言するものではありません。詳しくは About および プライバシーポリシー をご覧ください。

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