新馬戦は出走馬すべてが初めてのレースに臨む場です。過去の成績がないため、血統や調教の評価が人気に直結しやすいレースといえます。では実際の成績はどうなのか、2025年のJRA新馬戦(メイクデビュー)での種牡馬別成績を芝とダートに分けて見ていきます。
ここでは2025年のJRA新馬戦(メイクデビュー)での種牡馬別成績を、芝とダートに分けて見ていきます。
芝の新馬戦 出走数トップ10
| 順位 | 種牡馬 | 出走数 | 勝率 | 複勝率 | 平均人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | エピファネイア | 83 | 24.10% | 57.83% | 3.7 |
| 2 | キタサンブラック | 82 | 10.98% | 34.15% | 4.9 |
| 3 | サートゥルナーリア | 81 | 14.81% | 30.86% | 5.3 |
| 4 | コントレイル | 79 | 12.66% | 37.97% | 4.5 |
| 5 | キズナ | 78 | 15.38% | 44.87% | 4.5 |
| 6 | シルバーステート | 70 | 2.86% | 22.86% | 6.9 |
| 7 | ロードカナロア | 66 | 13.64% | 33.33% | 4.1 |
| 8 | リオンディーズ | 62 | 9.68% | 24.19% | 7.5 |
| 9 | レイデオロ | 60 | 13.33% | 25.00% | 7.7 |
| 10 | モーリス | 59 | 25.42% | 44.07% | 5.2 |

モーリスが勝率25.42%で最も高く、4頭に1頭が勝っている計算です。出走数は10位ですが、複勝率44.07%も含めて圧倒的な新馬戦適性です。全体の芝勝率は7.99%なので、新馬戦との差は17ポイント以上あります。
エピファネイアは出走数1位で勝率24.10%・複勝率57.83%。半数以上が3着以内に入っており、平均人気3.7も最も高くなっています。
キズナ(15.38%)、サートゥルナーリア(14.81%)、ロードカナロア(13.64%)、レイデオロ(13.33%)も10%を超えており、新馬戦で信頼できる種牡馬です。
一方、シルバーステートは70走で勝率2.86%と低く、新馬戦で苦戦しています。出走数は多いのに結果が出ていないのは気になるところです。
ダートの新馬戦 出走数トップ10
| 順位 | 種牡馬 | 出走数 | 勝率 | 複勝率 | 平均人気 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ルヴァンスレーヴ | 63 | 22.22% | 39.68% | 6.0 |
| 2 | クリソベリル | 45 | 4.44% | 24.44% | 7.4 |
| 3 | ゴールドドリーム | 44 | 4.55% | 13.64% | 8.0 |
| 4 | ナダル | 43 | 18.60% | 41.86% | 4.2 |
| 5 | ドレフォン | 42 | 4.76% | 16.67% | 6.5 |
| 6 | ホッコータルマエ | 39 | 5.13% | 17.95% | 7.3 |
| 7 | シニスターミニスター | 32 | 6.25% | 18.75% | 6.3 |
| 8 | パイロ | 30 | 6.67% | 30.00% | 5.6 |
| 9 | マジェスティックウォリアー | 29 | 0.00% | 13.79% | 7.7 |
| 10 | アメリカンペイトリオット | 28 | 3.57% | 3.57% | 11.1 |

ダートの新馬戦ではルヴァンスレーヴが勝率22.22%・複勝率39.68%と頭ひとつ抜けています。63走中14勝で、ダート新馬戦では最も信頼できる種牡馬です。
ナダルも勝率18.60%・複勝率41.86%と高く、平均人気4.2は最も人気が集まっています。
一方、全体のダート勝率では8.98%だったドレフォンが新馬戦では4.76%にとどまっています。マジェスティックウォリアーは29走で未勝利です。ダートの新馬戦は芝以上に種牡馬間の差が大きく出ています。
全体成績との比較
芝の主要種牡馬について、新馬戦と全体の勝率を比較します。
| 種牡馬 | 芝 新馬戦 | 芝 全体 | 差 |
|---|---|---|---|
| モーリス | 25.42% | 7.99% | +17.4 |
| エピファネイア | 24.10% | 10.76% | +13.3 |
| キズナ | 15.38% | 11.16% | +4.2 |
| サートゥルナーリア | 14.81% | 13.78% | +1.0 |
| ロードカナロア | 13.64% | 11.08% | +2.6 |
| レイデオロ | 13.33% | 11.00% | +2.3 |
| コントレイル | 12.66% | — | — |
| キタサンブラック | 10.98% | 13.12% | -2.1 |
| リオンディーズ | 9.68% | — | — |
| シルバーステート | 2.86% | 6.51% | -3.7 |
モーリスの+17.4ポイント、エピファネイアの+13.3ポイントが際立ちます。この2頭は産駒が早い段階で完成度が高く、初戦から力を発揮できるタイプが多いようです。
キタサンブラックは新馬戦(10.98%)より全体(13.12%)のほうが高く、レースを使いながら成長する産駒が多い可能性があります。
シルバーステートは全体でも6.51%と高くはありませんが、新馬戦の2.86%はさらに低く、初戦で結果を出しにくい種牡馬のようです。
コントレイルの存在感
全体のトップ20には入っていないコントレイルが、芝の新馬戦では出走数4位・勝率12.66%・複勝率37.97%と好成績です。初年度産駒のデビューが2025年に本格化した段階で、平均人気4.5と期待値も高くなっています。今後の全体成績にも注目です。
まとめ
新馬戦での種牡馬別成績は、全体成績とは異なる傾向を見せています。
- 芝: モーリス(25.42%)とエピファネイア(24.10%)が圧倒的。初戦から走れる産駒が多い
- ダート: ルヴァンスレーヴ(22.22%)とナダル(18.60%)が強い
- 新馬戦で苦戦: シルバーステート、ドレフォン、マジェスティックウォリアー。成長してから結果が出るタイプか
- 新入り: コントレイルが芝で好スタート
新馬戦は過去の実績がないぶん、血統が人気に大きく影響するレースです。「初戦から走れる種牡馬かどうか」は、人気と実力のギャップを見るうえで参考になるかもしれません。
本記事の集計は、原則として 2021〜2025 年の JRA レースの公開データに基づいています。集計条件や計算式は記事中に明記していますが、データの集計や解釈に誤りがある可能性もありますので、あくまでも参考情報としてご覧ください。
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