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馬券の種類と特徴を整理する

中央競馬(JRA)で購入できる馬券は全部で 9 種類あります。それぞれの的中条件と特徴を整理しておきます。

一覧

以下、18 頭立てのレースを想定した場合の組合せ数を併記します。

券種的中条件組合せ数
単勝1着を当てる18
複勝3着以内を当てる18
枠連1着・2着の枠番の組合せ(順不同)36
馬連1着・2着の馬番の組合せ(順不同)153
ワイド3着以内の2頭の組合せ(順不同)153
馬単1着・2着を順番通りに当てる306
3連複1〜3着の3頭の組合せ(順不同)816
3連単1〜3着を順番通りに当てる4,896
WIN5指定5レースの各1着をすべて当てる

各券種の特徴

単勝・複勝

最もシンプルな券種です。単勝は1着の馬を、複勝は3着以内に入る馬を当てます。

複勝は的中しやすい代わりに配当は低めです。一方で、堅実な予想と相性がよく、回収率を安定させやすい券種とも言えます。

枠連・馬連・ワイド

2頭の組合せを当てる券種です。順番は問いません。

  • 枠連 — 枠番(1〜8枠)の組合せ。同枠に複数の馬が入ることがあり、その場合はやや的中しやすくなります
  • 馬連 — 馬番の組合せ。枠連より組合せ数が多い分、配当も高くなる傾向があります
  • ワイド — 3着以内の2頭を当てる。的中のチャンスが3通りあるため、的中率は馬連より高くなります

馬単

1着と2着を順番通りに当てます。馬連の順番付き版で、組合せ数が倍になるため配当もおおよそ倍になる傾向があります。

3連複・3連単

3頭の組合せを当てる券種です。

  • 3連複 — 1〜3着の3頭を順不同で当てる
  • 3連単 — 1〜3着を順番通りに当てる。組合せ数が最大 4,896 通りにもなり、万馬券や十万馬券が出ることも珍しくありません

組合せ数が多い分、控除率も高く設定されています。

WIN5

指定された5レースすべての1着馬を当てるという特殊な券種です。的中難易度は非常に高く、キャリーオーバー制度が導入されています。

馬券の買い方に関する用語

券種とは別に、馬券の「買い方」にもいくつかの用語があります。

ながし

軸となる馬を1頭(または2頭)決め、相手として複数の馬を選ぶ買い方です。たとえば馬連で「1番を軸に、3・5・7番へながす」と、1-3、1-5、1-7の3点になります。

3連単の場合は1着固定・2着固定のように、軸馬をどの着順に置くかも指定します。「自信のある馬はいるが、相手が絞れない」ときに使いやすい買い方です。相手を絞らず、軸馬以外の全頭を相手にする買い方を「総ながし」と言います。18頭立ての馬連で総ながしにすると17点です。

ボックス

選んだ馬すべての組合せを購入する買い方です。たとえば馬連で3・5・7番の3頭ボックスだと、3-5、3-7、5-7の3点になります。

3連単のボックスは選んだ馬の順列すべてを買うため、点数が大きくなりやすい点には注意が必要です。3頭なら6点、4頭なら24点、5頭なら60点になります。

フォーメーション

1着・2着・3着(または1着・2着)にそれぞれ候補を指定する買い方です。ながしとボックスの中間的な方法で、「1着はこの2頭のどちらか、2着・3着はこの5頭から」のように柔軟に組めます。

3連単のフォーメーションは、点数の調整がしやすく、無駄な組合せを減らせるのが利点です。

マルチ

馬単や3連単など着順が指定される券種で、選んだ馬の着順を入れ替えたすべての組合せを購入する買い方です。たとえば馬単で1番→3番のマルチなら、1→3と3→1の2点を一度に購入できます。

3連単のながしと組み合わせて使うことが多く、「軸は決まっているが着順までは読めない」ときに便利です。たとえば3連単で1番を軸に3・5番へながす場合、通常は1→3→5の1点ですが、マルチにすると1→3→5、1→5→3、3→1→5、3→5→1、5→1→3、5→3→1の6点になります。点数が着順の並べ替え分だけ増えるため、購入金額も増える点には注意が必要です。

1頭(1点)買い

1つの組合せだけを購入することです。予想に自信があるときの買い方ですが、的中率は当然低くなります。反対に、多くの組合せを幅広く買うことを「手広く買う」などと言います。

馬単と3連単の3着総ながし

馬単で1→3を買うのと、3連単で1→3→全(3着総ながし)を買うのは、一見同じ予想に見えます。どちらも「1番が1着、3番が2着」と予想している点では同じですが、何が違うのでしょうか。

  • 馬単 1→3: 1番が1着、3番が2着なら的中。1点で済む
  • 3連単 1→3→全: 1番が1着、3番が2着、3着は何が来ても的中。18頭立てなら16点必要

3連単の3着総ながしは、馬単と同じ予想内容を3連単の配当で受け取れるのが特徴です。3連単は馬単より配当が大きくなるため、16点分の購入金額を差し引いても馬単1点より回収額が上回るケースがあります。

3着に人気のない馬が入れば3連単の配当は大きくなるため、16点分の購入金額を差し引いても馬単1点より得になりやすくなります。逆に3着が人気馬だと3連単の配当が低くなり、16点の購入金額を回収できないこともあります。ただし、払戻率は馬単が75.0%、3連単が72.5%と、馬単のほうが高い点には考慮が必要です。

どの券種を選ぶか

券種選びに正解はありませんが、意識しておくとよいポイントはあります。

  • 組合せ数が少ない券種(単勝・複勝)は的中率が高い一方、配当は控えめ
  • 組合せ数が多い券種(3連単など)は高配当が狙える一方、払戻率がやや低い
  • 控除率の差は長期的な回収率に影響するため、無視できない要素

自分の予想スタイルやリスク許容度に合った券種を選ぶのがよいと思います。

本記事の集計は、原則として 2021〜2025 年の JRA レースの公開データに基づいています。集計条件や計算式は記事中に明記していますが、データの集計や解釈に誤りがある可能性もありますので、あくまでも参考情報としてご覧ください。

本記事は馬券の購入を推奨・助言するものではありません。詳しくは About および プライバシーポリシー をご覧ください。

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