2026年上期(1〜6月)のJRA平地1,662レースにおける配当を、2021〜2025年の5年平均と比較しながら集計しました。1番人気の成績では勝率が5年平均をやや下回っていましたが、それが配当にどう表れているかを見ていきます。
万馬券は三連単の配当が10万円以上のレースを指しています。
全体の平均配当
| レース数 | 三連単 | 三連複 | 馬単 | 馬連 | 単勝 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026上期 | 1,662 | 149,245円 | 19,974円 | 11,565円 | 5,665円 | 1,044円 |
| 5年平均 | 16,639 | 128,789円 | 20,491円 | 10,831円 | 5,467円 | 976円 |
三連単の平均配当は149,245円で、5年平均(128,789円)を約16%上回りました。単勝の平均も1,044円と5年平均(976円)より高く、全体的に配当がやや高めの半年でした。
一方、三連複は19,974円で5年平均(20,491円)をわずかに下回っています。三連単だけが高いのは、着順の組み合わせが荒れたケースが多かったことを示唆しています。
万馬券の出現率
| レース数 | 万馬券 | 万馬券率 | 100万馬券 | 100万馬券率 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026上期 | 1,662 | 344 | 20.7% | 35 | 2.11% |
| 5年平均 | 16,639 | 3,518 | 21.1% | 361 | 2.17% |
万馬券の出現率は20.7%で、5年平均(21.1%)とほぼ同じです。100万馬券も2.11%と平年並みでした。
平均配当が16%高いのに万馬券率はほぼ同じということは、一部の超高額配当が平均を引き上げていることになります。後述するトップ10を見ると、特に1月の小倉で記録された5,800万円超の三連単がこの傾向に大きく寄与しています。
三連単高額配当トップ10
上期で三連単の配当が高かったレースです。
| 順位 | 日付 | レース名 | 場 | 三連単 | 1着馬(人気) |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1/31 | 3歳未勝利 | 小倉芝1200 | 58,367,060円 | カシノリアーナ(18番人気) |
| 2 | 1/25 | メイクデビュー中山 | 中山芝2000 | 9,254,630円 | ヤマニンヘルシェ(16番人気) |
| 3 | 1/10 | 1勝クラス | 京都ダ1200 | 4,544,550円 | ベンダバール(8番人気) |
| 4 | 3/8 | 3歳未勝利 | 中山芝1800 | 3,075,040円 | ラベルセーヌ(8番人気) |
| 5 | 1/31 | 1勝クラス | 小倉芝1200 | 2,832,030円 | フォティック(4番人気) |
| 6 | 6/13 | 1勝クラス | 阪神芝1200 | 2,755,710円 | ハルオーブ(11番人気) |
| 7 | 3/21 | 淀屋橋S | 阪神芝1200 | 2,642,100円 | ナムラローズマリー(11番人気) |
| 8 | 2/22 | 1勝クラス | 小倉ダ1000 | 2,449,920円 | ベニシア(14番人気) |
| 9 | 2/1 | シルクロードS | 京都芝1200 | 2,438,990円 | フィオライア(16番人気) |
| 10 | 5/2 | 3歳未勝利 | 新潟芝1400 | 2,284,250円 | アイアムアヒーロー(3番人気) |
1位の小倉・3歳未勝利は三連単5,836万円という飛び抜けた配当でした。騎乗できる騎手が限られる若手騎手限定戦で、18番人気のカシノリアーナが勝ち、単勝だけでも388.2倍でした。
トップ10のうち8レースが芝で、距離は1000〜1400mの短距離が7レースを占めています。短距離の芝はスタートや展開次第で結果が変わりやすく、高額配当が生まれやすい条件といえそうです。
また、10レース中8レースが未勝利〜1勝クラスの下級条件です。実力差が読みにくい下級条件と短距離芝の組み合わせが、高額配当が出やすい条件のようです。
競馬場別の平均配当
| 競馬場 | レース数 | 平均三連単 | 5年平均 | 万馬券率 | 5年平均 |
|---|---|---|---|---|---|
| 小倉 | 150 | 530,548円 | 145,091円 | 27.3% | 24.6% |
| 中山 | 288 | 133,332円 | 142,880円 | 16.7% | 21.5% |
| 京都 | 318 | 122,741円 | 116,953円 | 21.4% | 20.6% |
| 新潟 | 85 | 115,245円 | 145,750円 | 18.8% | 24.7% |
| 阪神 | 281 | 109,814円 | 99,911円 | 17.4% | 18.8% |
| 中京 | 72 | 99,573円 | 121,886円 | 20.8% | 20.7% |
| 函館 | 72 | 98,688円 | 101,234円 | 29.2% | 19.2% |
| 東京 | 303 | 95,528円 | 133,581円 | 21.8% | 19.0% |
| 福島 | 93 | 76,969円 | 161,818円 | 21.5% | 25.9% |

小倉の平均配当530,548円は5年平均の約3.6倍ですが、前述の5,836万円のレースが平均を大きく押し上げています。この1レースを除くと約143,000円で、5年平均とほぼ同水準です。
函館は万馬券率29.2%と全場で最も高く、5年平均(19.2%)を10ポイント上回りました。1番人気の勝率が27.8%と低かった函館で、配当面でも荒れた結果が出ています。
逆に中山は万馬券率16.7%と5年平均(21.5%)を下回り、堅い結果が多かった競馬場です。
芝・ダート別
| コース | 平均三連単 | 5年平均 | 万馬券率 | 5年平均 |
|---|---|---|---|---|
| 芝 | 202,295円 | 123,878円 | 22.7% | 20.5% |
| ダート | 101,989円 | 133,633円 | 18.9% | 21.7% |
芝の平均三連単が202,295円と5年平均(123,878円)を大きく上回りました。万馬券率も22.7%と5年平均(20.5%)より高めです。高額配当トップ10の多くが芝だったことと整合します。
ダートは逆に101,989円と5年平均(133,633円)を約24%下回り、万馬券率も18.9%と低めでした。
クラス別の万馬券率
| クラス | 平均三連単 | 5年平均 | 万馬券率 | 5年平均 |
|---|---|---|---|---|
| 新馬 | 232,281円 | 122,298円 | 20.8% | 19.4% |
| 未勝利 | 179,770円 | 118,611円 | 18.5% | 18.3% |
| 1勝クラス | 118,980円 | 127,790円 | 19.7% | 20.4% |
| 2勝クラス | 83,796円 | 121,846円 | 18.0% | 21.7% |
| 3勝クラス | 135,723円 | 162,498円 | 27.5% | 30.3% |
| オープン | 186,340円 | 169,140円 | 33.1% | 29.6% |

オープンクラスの万馬券率33.1%は5年平均(29.6%)を上回りました。1番人気の分析ではオープンの1番人気の勝率が平年より高い結果でしたが、2・3着が荒れるケースが多かったということになります。
新馬戦の平均三連単232,281円は5年平均の約1.9倍ですが、万馬券率自体は20.8%と大きく変わっていません。平均を押し上げているのは一部の超高配当レース(メイクデビュー中山の925万円など)です。
3勝クラス・オープンは5年平均でも万馬券率が高く、上のクラスほど荒れやすいという構造的な傾向が続いています。
まとめ
- 三連単の平均配当は149,245円で5年平均より約16%高い。ただし万馬券率はほぼ同じで、超高額配当が平均を押し上げている
- 芝の平均三連単は5年平均の1.6倍。ダートは逆に5年平均を下回った
- 高額配当は短距離芝の下級条件に集中。トップ10のうち7レースが芝1400m以下
- 函館の万馬券率29.2%は5年平均の約1.5倍。1番人気の不振と連動している
- オープンクラスは1番人気の勝率が高かったにもかかわらず、万馬券率は5年平均を上回った
本記事の集計は、原則として 2021〜2025 年の JRA レースの公開データに基づいています。集計条件や計算式は記事中に明記していますが、データの集計や解釈に誤りがある可能性もありますので、あくまでも参考情報としてご覧ください。
本記事は馬券の購入を推奨・助言するものではありません。詳しくは About および プライバシーポリシー をご覧ください。
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