2025年のJRA全3,455レースの騎手成績を集計しました。勝利数と勝率、それぞれの観点からランキングを見ていきます。
勝利数ランキング
まずは年間勝利数の上位15名です(騎乗数100回以上)。
| 順位 | 騎手 | 騎乗数 | 勝利 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | C.ルメール | 520 | 140 | 26.9% | 48.3% | 61.2% |
| 2 | 戸崎 圭太 | 804 | 132 | 16.4% | 32.2% | 42.4% |
| 3 | 松山 弘平 | 833 | 128 | 15.4% | 27.3% | 35.7% |
| 4 | 坂井 瑠星 | 686 | 110 | 16.0% | 27.6% | 38.5% |
| 5 | 横山 武史 | 769 | 110 | 14.3% | 26.5% | 37.1% |
| 6 | 川田 将雅 | 506 | 105 | 20.8% | 41.1% | 54.0% |
| 7 | 丹内 祐次 | 1,005 | 95 | 9.5% | 18.7% | 29.8% |
| 8 | 岩田 望来 | 669 | 95 | 14.2% | 23.3% | 34.4% |
| 9 | 佐々木 大輔 | 869 | 81 | 9.3% | 16.9% | 24.9% |
| 10 | 横山 和生 | 580 | 77 | 13.3% | 24.1% | 33.1% |
| 11 | 高杉 吏麒 | 837 | 74 | 8.8% | 17.3% | 28.2% |
| 12 | 北村 友一 | 593 | 73 | 12.3% | 23.3% | 30.4% |
| 13 | 武 豊 | 575 | 72 | 12.5% | 25.2% | 37.0% |
| 14 | 団野 大成 | 723 | 68 | 9.4% | 19.2% | 27.4% |
| 15 | 鮫島 克駿 | 786 | 67 | 8.5% | 17.3% | 26.6% |

ルメール騎手が140勝で圧倒的なトップ。騎乗数は520回と上位の中では少ないほうですが、それでも2位に8勝の差をつけています。
注目すべきは川田将雅騎手で、騎乗数は506回と絞りながらも105勝、勝率20.8%を記録しています。騎乗数あたりの効率の良さが際立ちます。
着順の内訳を積み上げグラフにしてみると、騎手ごとのスタイルの違いが見えてきます。

ルメール騎手と川田将雅騎手はバー全体に対する色付き部分(3着以内)の割合が大きく、複勝率の高さが一目でわかります。一方、丹内祐次騎手はバー全体が最も長い(騎乗数が最多)ものの、グレーの割合が大きく、騎乗数の多さで勝利数を積み上げているタイプであることが読み取れます。
勝率ランキング
次に、勝率の高い順に並べてみます(騎乗数100回以上)。
| 順位 | 騎手 | 騎乗数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | J.モレイラ | 110 | 31.8% | 50.9% | 66.4% |
| 2 | C.ルメール | 520 | 26.9% | 48.3% | 61.2% |
| 3 | D.レーン | 161 | 23.6% | 38.5% | 51.6% |
| 4 | C.デムーロ | 160 | 23.1% | 40.0% | 53.1% |
| 5 | 川田 将雅 | 506 | 20.8% | 41.1% | 54.0% |
| 6 | 戸崎 圭太 | 804 | 16.4% | 32.2% | 42.4% |
| 7 | 坂井 瑠星 | 686 | 16.0% | 27.6% | 38.5% |
| 8 | 松山 弘平 | 833 | 15.4% | 27.3% | 35.7% |
| 9 | 横山 武史 | 769 | 14.3% | 26.5% | 37.1% |
| 10 | 岩田 望来 | 669 | 14.2% | 23.3% | 34.4% |

勝率トップはモレイラ騎手の31.8%。3回騎乗すれば1回は勝つ計算で、驚異的な数字です。ただし騎乗数は110回と、短期免許での来日のため限られた期間での成績です。
着順の割合で見ると、上位騎手ほど青色の占める面積が大きいのがわかります。

モレイラ騎手とルメール騎手は3着以内に入る割合が6割を超えており、複勝率の高さが際立ちます。川田将雅騎手は1着と2着の割合がほぼ同じという特徴的なバランスです。
上位5名のうち3名(モレイラ、レーン、デムーロ)が外国人騎手です。短期免許の騎手は限られた期間に有力馬へ騎乗する機会が多いため、勝率が高くなりやすい面はあるかもしれません。これは外国人騎手に限った話ではなく、実績のある騎手ほど強い馬が集まり、勝率がさらに上がるという好循環が生まれやすい構造があります。
通年で騎乗している日本人騎手の中では、川田将雅騎手の20.8%が頭一つ抜けています。
勝利数と勝率の関係
勝利数と勝率を並べて見ると、この2つが必ずしも一致しないことがわかります。勝利数上位15名の騎乗数と勝率を散布図にしてみました。

たとえば丹内祐次騎手は年間1,005回と最多の騎乗をこなし、95勝で勝利数7位に入っていますが、勝率は9.5%です。一方、川田将雅騎手は506回の騎乗で105勝、勝率20.8%。騎乗数は丹内騎手の約半分ですが、勝利数では上回っています。
騎乗数が多い騎手は下位条件のレースにも幅広く乗るため、必然的に勝率は下がります。勝率だけで騎手の実力を測るのは適切ではありませんが、トップクラスの騎手は勝利数・勝率の両方で上位に来る傾向があります。
騎乗数ランキング
それにしても、勝利数ランキングで目を引くのは丹内祐次騎手の騎乗数1,005回ですね。騎乗数のランキングも見てみます。
| 順位 | 騎手 | 騎乗数 | 勝利 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 丹内 祐次 | 1,005 | 95 | 9.5% | 29.8% |
| 2 | 吉村 誠之助 | 889 | 66 | 7.4% | 21.6% |
| 3 | 佐々木 大輔 | 869 | 81 | 9.3% | 24.9% |
| 4 | 高杉 吏麒 | 837 | 74 | 8.8% | 28.2% |
| 5 | 松山 弘平 | 833 | 128 | 15.4% | 35.7% |
| 6 | 戸崎 圭太 | 804 | 132 | 16.4% | 42.4% |
| 7 | 鮫島 克駿 | 786 | 67 | 8.5% | 26.6% |
| 8 | 田口 貫太 | 774 | 36 | 4.7% | 19.3% |
| 9 | 横山 武史 | 769 | 110 | 14.3% | 37.1% |
| 10 | 菊沢 一樹 | 734 | 29 | 4.0% | 15.8% |

2位以下に100回以上の差をつけて、なんと唯一の年間1,000回超えです。
JRAは原則として土日開催で、年間288日。1,005回ということは1日あたり約3.5レースに騎乗している計算になります。勝率や勝利数では測れませんが、レースに乗り続けること自体がプロの仕事なのだろうと思います。
本記事の集計は、原則として 2021〜2025 年の JRA レースの公開データに基づいています。集計条件や計算式は記事中に明記していますが、データの集計や解釈に誤りがある可能性もありますので、あくまでも参考情報としてご覧ください。
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