条件別に見る騎手の勝率では、芝・ダートそれぞれの勝率ランキングを見ました。上位の顔ぶれはそこまで変わりませんでしたが、今回はもう一歩踏み込んで、芝とダートの勝率の「差」に注目してみます。
対象は2021〜2025年のJRA全レースで、芝・ダートともに200騎乗以上、合計2,000騎乗以上の騎手です。
ダートが得意な騎手
まず、ダートの勝率が芝を上回っている騎手の上位です。
| 騎手 | 芝勝率 | ダート勝率 | 差 |
|---|---|---|---|
| 三浦 皇成 | 6.6% | 10.7% | +4.1 |
| 松山 弘平 | 12.5% | 16.0% | +3.5 |
| 武 豊 | 12.6% | 15.8% | +3.1 |
| 吉田 隼人 | 8.2% | 10.7% | +2.5 |
| 坂井 瑠星 | 13.0% | 14.9% | +1.9 |
| 幸 英明 | 5.9% | 7.8% | +1.9 |
三浦皇成騎手は芝6.6%に対してダート10.7%と、4.1ポイントの差があります。ダートのほうが約1.6倍の勝率です。松山弘平騎手も3.5ポイント差で、ダート16.0%はトップクラスの数字です。
武豊騎手もダートのほうが3.1ポイント高く、ベテランながらダートでは安定して勝てているようです。
芝が得意な騎手
逆に、芝の勝率がダートを上回っている騎手です。
| 騎手 | 芝勝率 | ダート勝率 | 差 |
|---|---|---|---|
| C.ルメール | 26.2% | 23.2% | -3.0 |
| 西村 淳也 | 10.7% | 8.4% | -2.2 |
| 佐々木 大輔 | 9.5% | 7.8% | -1.7 |
| 池添 謙一 | 10.0% | 8.3% | -1.7 |
| 川田 将雅 | 27.6% | 26.0% | -1.6 |
芝のほうが得意な騎手は意外と少なく、差も小さめです。ルメール騎手は3.0ポイント差で最大ですが、ダートでも23.2%と十分に高い勝率を維持しています。
川田将雅騎手は芝27.6%・ダート26.0%と、どちらもトップレベルの勝率で差がわずか1.6ポイント。コースを問わず高い勝率を出しているのが分かります。
ほとんど差がない騎手
芝とダートで勝率がほぼ変わらない騎手もいます。
| 騎手 | 芝勝率 | ダート勝率 | 差 |
|---|---|---|---|
| 津村 明秀 | 7.6% | 7.7% | +0.1 |
| 岩田 康誠 | 8.5% | 8.7% | +0.3 |
| 横山 和生 | 11.4% | 11.8% | +0.4 |
| 鮫島 克駿 | 9.1% | 9.4% | +0.4 |
| 横山 武史 | 14.9% | 14.5% | -0.4 |
| 戸崎 圭太 | 15.4% | 16.0% | +0.7 |
戸崎圭太騎手は芝15.4%・ダート16.0%とほぼ同じ。横山武史騎手も14.9%・14.5%で差がありません。どちらのコースでも安定した成績を出せるのは、拠点とする関東の競馬場で芝・ダート両方のレースにまんべんなく乗っている結果とも言えそうです。
まとめ
全体的に、芝とダートの差は思ったほど大きくないという印象です。最大でも三浦皇成騎手の4.1ポイント。トップジョッキーほど差が小さく、どちらでも高い勝率を維持しています。
ただ、わずかな差でも傾向としては興味深いものがあります。
- ダート寄り: 三浦皇成騎手、松山弘平騎手、武豊騎手
- 芝寄り: ルメール騎手、西村淳也騎手
- ほぼ均等: 戸崎圭太騎手、横山武史騎手、川田将雅騎手
ルメール騎手 vs 川田将雅騎手で確認したように、直接対決でもダートでは川田将雅騎手が大きくリードしていました。全体の勝率差はわずか1.6ポイントですが、直接対決では差がより大きく出るのは興味深い点です。
本記事の集計は、原則として 2021〜2025 年の JRA レースの公開データに基づいています。集計条件や計算式は記事中に明記していますが、データの集計や解釈に誤りがある可能性もありますので、あくまでも参考情報としてご覧ください。
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