出走頭数が増えれば不確定要素が増え、人気の馬でも勝つ確率が下がるというのは直感的にも理解できます。
実際にどれくらい差があるのか、データで確認してみます。対象は2021〜2025年のJRA全レースです。
頭数が増えるほど1番人気の勝率は下がる
出走頭数ごとの1番人気の勝率と複勝率です。勝率は「1番人気が1着だったレース数 ÷ その頭数のレース数」で計算しています。7頭以下はサンプルが少ないため省略します。
| 頭数 | レース数 | 1番人気勝率 | 1番人気複勝率 |
|---|---|---|---|
| 8 | 602 | 43.2% | 79.2% |
| 9 | 798 | 39.8% | 75.3% |
| 10 | 1,077 | 38.7% | 72.2% |
| 11 | 1,214 | 34.4% | 67.0% |
| 12 | 1,425 | 35.2% | 66.9% |
| 13 | 1,373 | 31.9% | 63.6% |
| 14 | 1,780 | 34.9% | 64.3% |
| 15 | 2,107 | 30.7% | 63.0% |
| 16 | 4,973 | 31.3% | 61.5% |
| 18 | 1,020 | 27.8% | 59.4% |
グラフにすると、頭数が増えるにつれて勝率・複勝率ともに下がっていく傾向がわかります。

8頭立ての43.2%から18頭立ての27.8%まで、15ポイント以上の差があります。複勝率も79.2%から59.4%へと大きく低下しています。
ただし、頭数が倍になったからといって勝率が半分になるわけではありません。8頭立てから16頭立てで頭数は倍ですが、勝率は43.2%→31.3%と約7割にとどまっています。1番人気の馬はそもそも実力で抜けていることが多いため、相手が増えても勝率の低下は頭数の増加ほどには大きくならないようです。
払戻金も頭数に比例して高くなる
同じく出走頭数ごとの平均払戻金です。
| 頭数 | 平均単勝 | 平均馬連 | 平均三連複 |
|---|---|---|---|
| 8 | 517円 | 1,760円 | 3,167円 |
| 10 | 716円 | 2,866円 | 6,650円 |
| 12 | 880円 | 4,037円 | 13,001円 |
| 14 | 970円 | 5,086円 | 19,681円 |
| 16 | 1,134円 | 7,027円 | 28,713円 |
| 18 | 1,190円 | 7,785円 | 33,732円 |
単勝は8頭立ての517円から18頭立ての1,190円へ約2.3倍です。馬連は約4.4倍、三連複は約10.7倍と、組み合わせが絡む馬券ほど頭数の影響が大きくなっています。
勝ち馬の人気も頭数で変わる
6番人気以下の馬が勝つ割合(穴馬勝率)と、勝ち馬の平均人気順位を見てみます。
| 頭数 | 勝ち馬の平均人気 | 6番人気以下の勝率 |
|---|---|---|
| 8 | 2.3 | 5.0% |
| 10 | 2.7 | 10.9% |
| 12 | 3.1 | 17.2% |
| 14 | 3.3 | 18.9% |
| 16 | 3.6 | 20.8% |
| 18 | 3.8 | 21.2% |
8頭立てでは勝ち馬の平均人気は2.3番人気で、6番人気以下が勝つのは5.0%に過ぎません。18頭立てでは平均3.8番人気、6番人気以下の勝率は21.2%と、約5回に1回は穴馬が勝っています。
まとめ
頭数が増えるほど1番人気の勝率は下がり、払戻金は上がるという傾向を、データでも具体的な数値として確認できました。感覚的に理解していることでも、頭数ごとにどの程度の差があるのかを数字で押さえておくと、予想の参考になるかもしれません。
手堅く当てたいなら少頭数のレースのほうが予想しやすく、組み合わせが絡む馬券で大きな配当を狙うなら多頭数のほうが向いていると言えそうです。
本記事の集計は、原則として 2021〜2025 年の JRA レースの公開データに基づいています。集計条件や計算式は記事中に明記していますが、データの集計や解釈に誤りがある可能性もありますので、あくまでも参考情報としてご覧ください。
本記事は馬券の購入を推奨・助言するものではありません。詳しくは About および プライバシーポリシー をご覧ください。
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